第18番 恩山寺



2008年8月27日更新

第18番 恩山寺 (おんざんじ)
2008年4月12日巡礼
第18番 恩山寺は正式には母養山 恩山寺と言います。
ここは創建以来女人禁制のお寺とされていました。
ところが、弘法大師がこの恩山寺で修行に励んでいた際に、大師の母が大師を尋ねてきました。
しかし、そこは女人禁制のお寺です。
我が子愛しさにやって来たものの境内に入る事は許されず、泣く泣く帰らざるを得ませんでした。
その話を伝え聞いた弘法大師が女人禁制を解き、その後孝行を尽くしたといわれます。

そんな逸話のあるお寺ですが、僕の母が昔、八十八ヶ所遍路をした際に、このお寺の納経所で、こんな事があったそうです。
若いお母さんが子供を抱き抱え、納経に訪れてました。
ところが、納経所のお坊さんが、納経帳の寺の説明が違うとその若いお母さんに半時間も説教まがいの文句を言って、墨書、朱印をしてもらえず、子供を抱えたまま困り果てていたとの事。
あれは、あんまり可愛そうだったと言っていました。
お寺の説明が間違っているのは、その若いお母さんでは無く、納経帳を出版している出版社の責任だと思うのですが。
そんな話を聞かされて、実は少々おっかなびっくりではあったのですが、何事もなく、無事納経出来ました。

駐車場からの道には山門が見当たらなかったので、聞いてみると途中で見えた門が、恩山寺の山門との事でした。
歩き遍路でなければ見えて来ない風景があるんだろうなと再認識しました。

          

    

左より 山門  境内を望む  境内から本堂を望む


前のページに戻る

トップページに戻る